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久しぶりのスーツ


 日曜日は合気道の道友の結婚式に参加した。久しぶりにスーツを着た。
 若い頃は結婚式に出るときはタキシードを着ていた。それがカッコいいと思っていたのである。カマーバンドまでして、すっかり気取っていたのである。若気のいたり。
 それが中年になって恥ずかしくなり、スーツを着るようになった。一般的には黒の式服だろうが、なんとなく自分としては、式服は葬式のイメージがある。同じものを着ていくのに抵抗を感じる。それとも他の人は、葬式と結婚式の式服は分けているのかもしれない。自分は一着しかもっていないので、あれは葬式用なのである。
 それで日曜はスーツを着て行った。10年以上前に買ったものだ。ブルックスブラザースの紺のスーツでオーソドックスなスタイルだ。僕は会社員時代は着道楽で、スーツは3、40着ぐらいは持っていたと思う。ブランド物が好きで、ディオールとかアルマーニとか、カルバンクラインだとか、ポロとか、ケンゾーとか、ワイズとか、とにかく色々持っていた。でも会社を辞めて、みんな人にあげてしまった。
 ブルックスのこのスーツだけはとっておいた。一番、オーソドックスだったからである。
 ところが久しぶりにこのスーツを着て、がっかりした。うんと古臭いのだ。細身のパンツと思っていたが、ツータックでやたら太い。ジャケットは肩幅が広い。当時としては細身のタイプだったが、今のスーツと比べると、なんだかバブリーなのだ。
 もういつも通り、ジーパンで行っちゃおうかと思ったぐらいだ。
 それとネクタイも、僕は白を持っていない。だから明るいベージュのものを締めて行った。全体的にみて、ちょっと浮くのではないかと不安になりながら、会場の椿山荘に向かった。
 約2年ぶりに会う先生方や道場の仲間との邂逅は、とてもなつかしい。みな優しく、勝手に行かなくなったにもかかわらず、疎外感はまったく感じなかった。
 ところでスーツに対する不安だが、みんなそんなものは気にしていない。考えてみれば当たり前である。中年の男のスーツの形なんて、誰も気にしないものなのだ。僕自身も、ぜんぜん気にならなかった。
 それよりも久しぶりに会うみなさんに言われたのは、僕の髪型についてだった。当時は刈り上げの短髪だが、今は肩にとどくロングである。どことなく記者会見以前の現代のベートーベンに似ていなくもない。こちらのインパクトが強かったみたいだ。
 
 今は完全に逗子に籠った生活だ。スーツを着る機会は、たまの結婚式ぐらいしかない。こんな生活に以前は憧れていたように思うが、なってみればどうってことはない。かえって、たまのスーツもいいもんだと思ってしまう。
 スーツを着ると、身が引き締まる。これからは、仕事でスーツを着る機会を作りたいものだ。

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プロフィール

山本 拓也

Author:山本 拓也
職業:翻訳者
過去の職歴:HSBCを経て産経新聞社
家族:妻、フクちゃん(猫オス 3歳)、大吉くん(猫オス 2歳)
住まい:逗子

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