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680円のために


 大船の話の続きである。失敗談だ。
 肉屋に行った。そこで色々買ったのだが、チャーシューブロックも買った。680円だった。
 帰ってから夕食時、チャーシューをつまみに出すよう、かみさんに言った。するとチャーシューが入った袋を見て、かみさんがのたまった。商品数が「2」になってるよと。レシートを確認すると、やはり個数が「2」で、料金は1360円だ。
 その肉屋は商品を包んでもらうときに、袋に個数と値段が入ったバーコードのシートを貼る。それをレジに持って行き、料金を支払う仕組みだ。チャーシューを入れた店員が、数を誤ったようだ。
 こういうときの、かみさんはちゃんとしているのだ。僕が調理をしたなら、きっと最後まで気づかなかっただろう。すぐに肉屋に電話をした。
 肉屋は謝罪の言葉を述べたが、レシートを店まで持って来て欲しいと言う。大船まで行くには我が家からだと、相当時間がかかる。680円のために、わざわざ行くことはできない。
 そんな手間はかけられないと答えると、肉屋はすぐに譲歩した。逗子の我が家まで、余計に支払った分の680円を持ってくるという。
 翌日、店員が電車に乗って、そして逗子駅からはタクシーで、我が家にやって来た。680円のために。

 過失は肉屋にあるのだが、なんとなく申し訳ない気がしてしまった。チャーシューは、予想以上にうまかった。

コメント

Secret

No title

遠いと知って譲歩し、お金を届けてくる誠実な肉屋さん。そうありたいですね。
でもそれを「申し訳ない気」になるYAMATAKUさんも誠実ですね。
売る側と買う側。間違いはいつも起こる。でも買う側だからと傲慢になってはいけませんから。

Re: No title

おちゃさんへ

最初に気付いたときは頭に来ましたが、お金を持って来てくれて、今度はありがたい気持ちになりました。また大船に行ったら、あの肉屋に寄るつもりです。
こういうことが商売であれ、人間関係であれ、実に大切なんですね。改めて知らされました。
プロフィール

山本 拓也

Author:山本 拓也
職業:翻訳者
過去の職歴:HSBCを経て産経新聞社
家族:妻、フクちゃん(猫オス 3歳)、大吉くん(猫オス 2歳)
住まい:逗子

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