スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

不快と無念


 先日、某県某所で某自治体が主催したフェスティバルに参加した。出店の食べ物は安くて美味だし、天気は良いし、空気はうまいし、たいへんエンジョイできた。ある一点を除いては。
 某高校が運営するブースがあった。野点とフラワーアレンジメントを楽しめる趣向になっている。かみさんと、一緒にいた友人の子供たちのリクエストで、わらわれはフラワーアレンジメントに挑戦した。もちろん、僕は傍観するのみであったが。
 そのブースはおそらく華道部が運営していた。女子高生とおぼしき和服姿の女の子たち数人と、中年の女性が2名ほど、その場にいた。受付は女子高生2人組が受け持っていた。その態度が、視界に入れたくない程、ひどいものだった。
 片肘を受け付けテーブルに付けて、紙パックのお茶を飲みながらの接客だった。我々が近づいても、友達と話を続ける。利用料金(150円)を渡すと、けだるそうに受け取り、「ありがとうございます」の一言もない。ただ隣の女の子と、だべるのみである。かみさんと子供たちは、それから何をどうすべきなのかもわからず、立ち尽くしている。
 そこで少し大きな声で、「やり方を説明してくれないかな」と僕が言った。そうしたら、いかにもキレたといった表情をして、「やり方なんて」と小さな声で言い捨てる。そばにいた先生らしき中年女性が、あわてて間に入ると、いかにもやる気がなさそうに、子どもたちに適当に指示を出した。
 そらからは、僕らも勝手にやらせてもらった。子どもたちにそっと、「好きなだけ、材料を使っちゃいなよ」とささやく。子どもたちは大喜びで、たくさん素材を使って、大きめの花束を作る。かみさんだけは、まじめに少ない素材でリースを作ったが。
 子どもたちが花束を作る間、僕は彼女たちを観察していた。全員が、体中をいっぱい使って、「不快」を表現し続けている。「ほんとは、こんなとこにはいたくないんだけど」感を発散しつつ、たらたらと働いていた。たまに先生らしき人と話すときは、決して敬語は使わなかった。対して先生は、はれ物にさわるように、冗談なんかを言って、女子たちの機嫌を取っていた。
 途中から、これもまた見世物のひとつと割り切って見物していたので、それ以上には腹は立たなかった。しかしいなや感触は続いた。
 結局、かみさんは小さなリースを上手に仕上げ、子どもたちは素材をたくさん仕込んで、それぞれ満足して帰ることができた。
 家に帰ったあと、その高校について調べてみた。県立の共学校だった。ネットで高校名を打ち込むと、「偏差値」が記されたページが上位にランクされる。こころみに見てみると、偏差値は36だった。

 下流関連の書籍は何冊か目にしたことがある。まさに、あの子たちのことが書いてあったのだと、合点する。あの女子たちは、これからどんな大人に育っていくのだろうか。すでに開いてしまったデバイドを埋めることはできるのだろうか。
 それにしても先生は大変だろう。割り切らずには、やりきれないことも想像できる。きっと、次の転勤を首を長くして、待っているのだろう。
 

コメント

Secret

不快でしたね。

不快でしたね。
もっと問題なのは、そういう子供に育てた親がいることです。
親はもっと凄いかもしれません。しかも、その親は曲がりなりにも、大人で社会人なのです。きっと回りは大迷惑を被っていることでしょう。
私の対処方法は、そういう人間に近づかないことです。そして、そういう人間が困っていた場合があっても、助けないことです(まあ、場合にもよりますが)。

Re: 不快でしたね。

エンジニアHさん

僕も同じことを考えました。高校生とはいえ、まだ子供です。ああいう子に育ったのは、家庭に要因があるのでしょう。とくに母親が。母の影響は絶大ですから。
プロフィール

山本 拓也

Author:山本 拓也
職業:翻訳者
過去の職歴:HSBCを経て産経新聞社
家族:妻、フクちゃん(猫オス 3歳)、大吉くん(猫オス 2歳)
住まい:逗子

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。